今回は、「七夕の節句」の由来について調べてみました。
その由来は、主に3つあると考えられます。
①中国星伝説 織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)の話
②中国の行事 「乞巧奠(きこうでん)」
③日本古来の年中行事「棚機(たなばた)」
①中国の星伝説 織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)の話。
七夕(たなばた)というと、
織姫と彦星の話はあまりにも有名ですが、
この話はもともと中国で考えられたお話しで、
「七夕の節句」の由来の1つとなっています。
7月頃の夜空を見上げると、
とても輝く3つの星を見ることができます。
それは、
はくちょう座のデネブ、琴座のベガ、わし座のアルタイルで、
この3つの星を線でつなぐと大きな三角形が現れます。
この三角形の事を夏の大三角形と呼んでいて、
夏の風物詩となっていますが、
古代中国では、このうちの
琴座のベガを織女の星、
つまり、裁縫の仕事の星と考えていて、
わし座のアルタイルを牽牛(けんぎゅう)の星、
つまり、農業の仕事をつかさどる星
と考えていました。
この二つの星の間に、天の川と呼ばれる、
きらきらと無数の星が帯状に輝いていて、
夏の頃に、この2つの星は、
天の川をはさんで両側に位置し一番輝いていて、
お互いの星がそれぞれお互いを求めているように
見えることから、
有名な織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)の
ストーリーが生まれたのではないかと言われています。
☆ ☆
つづく・・・
明日香