どちらも、「かどう」と読むけど、
「稼動」と「稼働」の違いってわかりますか?
と友人から突然聞かれ、正直全くわかりませんでした。
皆さん、この違いご存知ですか?
で、ちょっと調べてみました。
「かどう」というとまず思い出したのが
「可動」です。
「可動式ドア、可動式フットレスト」が実例です。
「可動」を辞書(旺文社・国語辞典)で調べてみると
「動かせること。動くしかけになっていること。」
とあります。
漢字から見ると、「可」=できる、「動」=うごく
ですから、「何か動くことができるもの」、という意味合いが
あるということになると思います。
で、同じ「かどう」でも、
「稼動」と「稼働」。
辞書(旺文社・国語辞典)で調べると、
「稼動」は掲載されていなくて、「稼働」だけが掲載されていて、
「かせぎ働くこと。」
とあります。
漢字からすると、「稼」=かせぐ、「働」=はたらく
ですから、辞書と全く同じで、「稼ぎ働くこと」、となります。
「稼動日数(かどうにっすう)」が実例です。
他の辞書(デジタル大辞泉)で調べると、「稼ぎ働くこと」の他に
「機械を運転すること、機械が動いて仕事をすること」
とあります。
「原発を稼働させる」が実例です。
では、どう違うのか
キーワードは「動」か「働」
つまり、「動」の漢字に「にんべん」がつくかつかないかです。
厳密に区別すると、
人間が働く場合は「稼働」で、
機会が働く場合は「稼動」
ということになるようですが、
人間か機械か、どちらがうごいて働いているのかが
判断しづらいケースがあるため、
混同を避けるためにメディアでは「稼動」を使わず、
「稼働」に統一しているのだとか。
これで「可動」か「稼働」か「稼動」を混同せず文章を書けそう!
明日香
、