前回からのつづき・・・
アンジェリーナの入口
トリップアドバイザーHPより
ケーキ「モンブラン」を生み出した
フランス・パリの老舗サロン・アンジェリーナとは
どういう場所なのでしょうか。
フランス語でサロンとは「客間」のことですが、
通常、フランスのサロンという時
上流階級の婦人たちが客間で開いた社交界のことで、
その存在はフランス文学に影響をおよぼした
という史実であったり、
美術界でのフランス政府によって開催されていた
公式美術展覧会などを連想しますが、
ここで言う老舗のサロンは
「サロン・ド・テ(SALON DE THE)」のことで
ケーキなどを食べながらお茶を飲む喫茶店のこと。
サロン・ド・テ・アンジェリーナは、日本語に置き換えると
アンジェリーナ喫茶店といったところ。
1903年に創業したアンジェリーナ(Angelina)は
フランス・パリのルーブル美術館に繋がるチュイルリー公園の前、
リヴィオリ通りにあり、現在も変わらず営業していて、
建築家のエドゥアール・チャン・ニルマンによってデザインされた
ルイ15世風のインテリアで店内はとても優雅。
かつてのセレブたちの社交場としても使用されていたのだそう。
アンジェリーナの店内
エクスペリアHPより
あの有名な、シャネルを作ったココ・シャネル、
作家のマルセル・プルーストなど、たくさんの著名人たちにも
愛されてきた名店。
他のスイーツもたくさん販売しているようですが、
「モンブラン」を生み出してからは
モンブランの名店としても知られるようになったとのこと。
アンジェリーナのケーキカウンター(正面から)
食べログHPより
アンジェリーナのケーキカウンター(横から)
エクスペディアHPより
私はフランス・パリのアンジェリーナ本店には
行ったことがないので
こんな話をしていると、
行ってモンブランを注文してみたい!
と思わずにはいられません。
次回はそのモンブランについて
詳しく見てみたいと思います。
明日香