マルキヤ
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ケーキの名前・ミルフィーユ3(ミルフィーユの歴史2)

前回からのつづき・・・

ミルフィーユとしての歴史という観点で

層のある生地の起源ということになると

その歴史はもっと古く、

古代ローマの時代までさかのぼります。

 

当時、薄い生地を重ねて、その生地の間に

ヤギの生チーズとはちみつを混ぜたクリームを入れた

ミルフィーユという意味のお菓子が

既に存在していたとのこと。

 

ただ、このお菓子、何層にも生地の間に挟み込む

という意味ではミルフィーユですが、

現代のミルフィーユとは全く違いました。

 

それでも、その製法は北アフリカ、中東、モロッコや

オーストリアなどのローマの周辺国に

広く伝わったと言われており、

それぞれの国のお菓子に影響を与えたのだとか。

 

話をパイ生地に戻すと、前回お伝えしたように、

7~8世紀ごろにパイ生地の製法が

アラブからフランスに持ち込まれ、

 

パティシエであり、お菓子歴史家の

ピエール・ラカム (Pierre Lacam) 氏の著書によれば、

18世紀にはパイ生地がフランスのいたるところで

作られていたとの記述を残しています。

 

つづく・・・

 

 

明日香

 

 

 

 

 

 

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