2020年 09月16日
前回からのつづき・・・
ここからが本当の意味での現代のミルフィーユの歴史
といえるでしょうか。
パイを何層にも折り込んでできるのがミルフィーユ。
この折り込んでできるパイの生地の製法が無ければ
ミルフィーユはできません。
いつ頃からその製法が始まったのでしょうか?
1604年に
リェージュ公国の3人の皇子司教たちに仕えた料理長の
ランスロ・ド・カストー(Lancelot de Casteau)氏が
書いた料理本の中で、折り込んでできるパイ生地の
レシピが登場します。
そして、
1653年には
当時の宮廷シェフだった
フランソワ・ピエール(Francois Pierre)氏が
書いた料理本の中で、ほぼ現代のパイ生地に近い
折り込んでできるパイ生地のレシピが登場します。
そして、いよいよ現代のミルフィーユの原型が
登場することになるのです。
つづく・・・
明日香