前回からのつづき・・・
熱い鉄板の釜の中を複雑に動くことで、
ある時はイラ粉が鉄板に接し、
またある時は他のイラ粉の上に乗って
イラ粉が鉄板に接することなく
釜の中を上下に移動する過程のなかで、
職人さんはそのイラ粉の上に
「糖蜜」をかけていく。
糖蜜のかかったイラ粉が鉄板に接して
そのまま下に転がっていく際に、
接した部分が急激に熱せられ、乾くことで、
その部分だけが周りよりも早く
結晶化して硬くなり、
他の部分よりも少し盛り上がり
糖蜜が付きやすくなる。
糖蜜がつきやすくなった部分に
職人さんがかけた糖蜜がつき
水分が蒸発して結晶化し
また少し盛り上がる。
盛り上がるから、また糖蜜がつきやすくなり
職人さんがかけた糖蜜がつき
水分が蒸発して結晶化し、
また少し盛り上がる。
この工程を何度も何度も繰り返し、
やがてイガ(角)と呼ばれる突起に
成長する。
イラ粉は釜の中で複雑な動きをしているため、
一か所だけが鉄板に接することは無く、
何か所も鉄板に接触し少し盛り上がる工程を
繰り返すため、
やがて何か所にもイガ(角)と呼ばれる突起が成長し
金平糖のような形に成長していくのだそう。
つづく・・・
明日香