前回からのつづき・・・
金平糖の製造方法・過程を見てきましたが、
職人さんが、文字通り体を張って作り上げた
これはもう芸術品ともいえる領域の金平糖。
1粒1粒がダイヤモンドのようにも思えてきて
実際、イガ(角)のある透き通った金平糖は
小さな輝く星のようでもあり、
その金平糖の甘い輝きはとても大変な工程を得て
生み出されたことを考えるだけでも、
職人さんのたゆまない努力の賜物。
幸運はやがてそうした努力を続けた者にやってくる
と考えると、金平糖は十分縁起物であり、それだけで
高級菓子として珍重されたことは
想像に難くありません。
金平糖は時間と手間をかけてゆっくり成長し、
やがて美しく輝くようになることが、
夫婦円満、子孫繁栄の縁起物として、
病気になったときに、貴重な栄養源として
食べたられていた名残が、健康祈願の縁起物として、
金平糖自体が、幸運をもたらすものとして
5色に色付けされており、そこから
招福招来の縁起物として、
金平糖のイガ(角)と呼ばれる突起が、
痛そうに見えて、鬼が嫌うといわれ、
悪運や災厄を払いのけると信じられてきたことから
無業息災、家内安全の縁起物として
珍重されてきました。
そんな縁起物の金平糖、
百聞は一見に如かず
日本で唯一、伝統的な製法で金平糖を作り続けている
緑寿庵清水(りょくじゅあんしみず)さんの金平糖が
どんなものか、注文してゲットしてみました。
その詳細は次回で
つづく・・・
明日香