マルキヤ
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南蛮菓子・金平糖17(ボンボニエール3)

前回からのつづき・・・

桐花文木爪形ボンボニエール

和楽HP「ボンボニエールとは?

皇室の華の美しさを目撃せよ!」より

 

なぜ、金平糖が皇室のボンボニエールの中に

入れられるようになったのか

はっきりした理由はわからないとのこと。

 

このブログでも触れてきたように

伝統的な製法で作られた金平糖は、

熟練した職人が手間と時間をかけて作った

逸品であるため、

 

昔は限られた人々のみが

手に入れることができたお菓子で、

当然、皇室の引き出物として

ふさわしかったということと、

 

であるがゆえに、皇室にとって

なじみが深い砂糖菓子であった

ということが、ボンボニエールに

金平糖を入れた理由なのではないかと

推測できるらしい。

 

事実、明治天皇が病気になっていた臣下に

金平糖を賜った史実も残るくらい

皇室では金平糖が身近な存在だったようなのです。

 

砂糖菓子を入れるためにヨーロッパで

生み出されたボンボニエールが

海を渡り

日本にやって来て

皇室の引き出物として定着。

 

同じくヨーロッパ生まれて

同じように海を渡り

日本にやって来て

日本の砂糖菓子となり、

定着した金平糖。

 

「ボンボニエール」の中に金平糖が入って

ばっちり相性が合うようにみえるのは、

偶然ではなく、どう考えても必然だった

と思えてなりません。

 

 

明日香