更新 (2021年11月5日 00:13:44)
前回まで宝石の曲面から屈折率を測る
スポット法の「50/50法、点滅法」をお伝えしましたが、
次は「平均法」についてお伝えしたいと思います。
前々回の、屈折計20(スポット法の50/50法)
前回の、屈折計21(スポット法の点滅法)と同じく
ご説明したSTEP3までは同じ工程を行います。
STEP4
3メモリ以下の
小さなスポット(水滴のような丸い粒)を見つけたら
先ほどと同じように視線を動かすと、
小さなスポットの色が
透明から濃い色へと徐々に変化していく場合があり、
こういう場合は、50/50法、点滅法での
測定不可能です。
そこで、
眼球を動かさず、頭を動かすようにして
視線をヘミシリンダーの上下に何度が動かし
その水滴の中の色が
透明の時のメモリを読み、
そこから徐々変化して
濃い色に変化しきったところでまたメモリを読み、
両方のメモリの真ん中の値を屈折率として
推測する方法が、スポット法の平均法となります。
(後日、写真アップ)
徐々に変化していった間の平均値を推測する方法なので、
50/50法や点滅法と比べると
一番、屈折率が正確ではない値となります。
明日香