マルキヤ
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ダイヤモンドの査定 パート20 (Color Grading)

準備ができたらカラーグレーディングを開始します。

(ダイヤモンド各部名称の呼び方は、下記添付図参照)

カラーグレーディングは、ダイヤモンドのパビリオン側(三角にとがっている方)から始めます。

 

キュレット(とがっている部分)とガードル(ダイヤモンドのクラウンとパビリオンの境目にある帯状外周部分)のあたりは色が濃く見え、そのほかはその部分は薄く見えるので、パビリオン側全体を見て印象が偏らないようにします。

 

また、ダイヤモンドをいろいろなポジションに置き、できるだけ全体としてどのような色に見えるかをとらえるようにします。

 

次に以前にもご説明させていただいたマスターストーンと比較するのですが、ここで重要なのはカラーグレーディングを行うダイヤモンドとマスターストーンの見るところを同じにするということです。そして、ダイヤモンドとマスターストーンを同じポジションに置いて色を見るということです。

 

見る場所が違ったり、ポジションが違ったりしてしまうと、ダイヤモンドとマスターストーンを正確に比較することができず、間違ったカラーグレーディングをしてしまいがちになります。

 

ダイヤモンドの色を見るためのポジションを表した図を次回から添付します。パビリオン全体を見るといってもこんなにいろいろな見方があるのかと思ってしまいます。どんな見方があるのでしょうか?

次回をおたのしみに。

 

マルキヤ質店 G.I.A. G.G.(米国宝石学会公認鑑定士)蔡 彰訓

 

 

 

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