マルキヤ
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質屋さんとの結婚生活3(ルーペ)

一緒に生活していると

生まれも育ちも違うから、

やっぱり、はぁ~っ、と思うこともある。

結婚すれば大なり小なり

誰もが感じる、あたりまえ。

 

その相手が質屋さんだったらどうなる?

 

うちの主人のかたわらに、

いつもルーペ(宝石を拡大してみるためのレンズ)がおともしていて・・・

何かあると、すぐに、ルーペが登場する。

 

指に木のささくれが刺さって痛かったとき、

見せて、と主人がルーペをさっと取り出し

傷口チェック!

ルーペを使いながらピンセットで

刺さったものを、

スッとすぐに抜き取って・・・

 

その鮮やかな対応に

ある種のすばらしさを感じた私だったのだけれど・・・

今、それは幻想にすぎなかったと振り返る。

 

その後、ルーペは

主人の小言とともに

登場する場面が多くなった・・・

 

私が腕に付けていた時計が

机にちょこんとあたった時、

ちょっと見せてとルーペ登場。

時計をなめるように見ながら、

主人の一言

「ほら、ここに傷がついた」

 

コップが誤ってテーブルから

フローリングの床に落ちた時も

ルーペを取り出し、目に近づけ

顔を床にくっつけるようにひれ伏し、

なめるように見ながら、

主人の一言。

「へこんでるよ!」

 

見た目はほとんどわからない小さな世界。

でも、それは主人にとって

10倍のルーペではっきり確認できる

大きな世界

 

日頃ルーペを使って商品を検品する

そんな質屋さん業務の延長上と

言えなくはないけれど・・・

 

ルーペは、手のひらに

ちょこんと乗るほどのかわいらしさ。

でも、主人の手の中にある時は

小悪魔くんに変身して・・・

 

 

明日香