2021年10月31日 23:12:58 更新
ダイヤモンドが
理想的なラウンドブリリアントカットに
どこまで近づいているかを評価することが
カットグレーディングであり、
そのためにはダイヤモンドの
プロポーション(Proportion)と
フィニッシュ(Finish)を見て
総合的な評価を決定し、
ダイヤモンドのカットグレーディング
としての評価が決まること、
そして、具体的にどのポイントを見ているのか
1つ1つその項目を前回リストアップしました。
今回は、
ダイヤモンドのプロポーション(Proportion)で
その1つ目の項目、①テーブルサイズについて
どのような観点で
理想的なテーブルの大きさと判断するのか
について触れてみたいと思います。
まず、テーブルとは
ダイヤモンドを
フェイスアップの状態、
つまり、通常ダイヤモンドリングを
指にはめた時に
上から石を見る状態にした時に
ダイヤモンドの中心に広がっている
八角形(下図の太枠の部分)
一番大きな面(ファセット)のことで、
理想的なカットが施されたダイヤモンドは
このテーブルの大きさが自ずと決まってきます。
そのダイヤモンドのテーブルサイズを
石を見るだけで見極める方法は以下の2つあります。
① The Ratio Method
② The Bowing method
この2つの方法がどういったものなのか、
① The Ratio Method から見てみたいと思います。
マルキヤ質店 G.I.A. G.G.(米国宝石学会公認鑑定士)蔡 彰訓