2021年2月1日 20:11:31 更新
ダイヤモンドのカラーグレーディングを行う場合、
通常のプロセスより難しくなる場合として
前回の2つと、残り2つが考えられます。
③カラーゾーニング(色むら)がある石の場合
通常、石が黄色いと判断できるとき、
全体に黄色い場合が多いのですが、
石によっては、一部分が黄色くて、
その他の部分が無色、または薄い黄色、
もしくは、その他の部分がより黄色く見える
といった石が存在します。
こんな時は、
リングにセッティングされたダイヤモンドを
指にはめた状態で石を見るときのように
ダイヤモンドのテーブル面から見ることを
Face upと呼びますが、
この状態でダイヤモンドを見て、
色が濃く見えるなら濃い方のグレードを
色が薄く見えるなら、薄い方のグレードで評価します。
どちらにも決めかねる場合は?
平均値をとってそのグレードで評価しますが、
これにはある程度の熟練が必要になってきます。
最後の1つは次回で。
つづく・・・
マルキヤ質店 G.I.A. G.G.(米国宝石学会公認鑑定士)蔡 彰訓