更新 (2021年11月4日 11:42:56)
前回は宝石の曲面から屈折率を測る
スポット法の「50/50法」をお伝えしましたが、
次は「点滅法」についてお伝えしたいと思います。
前回の屈折計20(スポット法の50/50法)で
ご説明したSTEP3までは同じ工程を行います。
STEP4
3メモリ以下の
小さなスポット(水滴のような丸い粒)を見つけたら
先ほどと同じように視線を動かすと、
50/50法では色の違う部分が
温度計のメモリが上がるように
徐々に変わっていくのに対し
何度測定しても、
突然、透明から濃い色に変化する時
あたかも、透明、濃い色と点滅するように
変わる時があります。
こういう場合は色が濃くなる部分が半分になるときを
確認できないので、50/50法では測定不可能です。
そこで、
眼球を動かさず、頭を動かすようにして
視線をヘミシリンダーの上下に何度が動かし
その水滴の中の色が
透明から濃い色に変化した瞬間の位置
つまり、透明⇔濃い色と点滅した瞬間の位置が
メモリでどれだけかを読むようにします。
これが屈折率となります。
(後日、写真アップ)
変化した瞬間の位置のメモリを読むので
50/50法よりも屈折率が正確ではなく
おおよその値となります。
つづく・・・
明日香