2021年12月5日 19:10:26 更新
ダイヤモンドのテーブルサイズを
瞬時に見極める方法が
① The Ratio Method
② The Bowing method
と2つあることを前回申し上げましたが
この説明をするまえに、
ダイヤモンドのテーブルサイズは
どのように測定し表示されるのかを
理解しておく必要があります。
黒枠の8角形がダイヤモンドのテーブル
テーブルサイズというと、
実際に8角形のテーブルの辺と直径を計測して
計算して出した面積のことだと思いがちですが、
ダイヤモンドのテーブルサイズは
テーブルの面積で表現するのではなく、
ダイヤモンドのテーブルの直径
(ダイヤモンドのテーブルの一番長い対角線)
が、ダイヤモンドのガードル直径
(ダイヤモンドのガードルが位置する外周の直径)
に対してどのくらいなのかを比較し、
パーセント(%)で表現します。
では、テーブルサイズを
どのように求めるかですが、
まず、ダイヤモンドのガードル直径を
何か所か計測し平均値を出します。
そして次にダイヤモンドのテーブル直径を
すべて測定します。
デーブルは8角形なので、
計測するテーブル直径は4か所。
測定したら、その中で一番長い直径を
ダイヤモンドのガードル直径の平均値で割り
100をかけて、パーセント(%)の値を出します。
これがテーブルサイズということになります。
例えば、測定結果が
ダイヤモンドの一番長いテーブル直径=1.06㎜
ダイヤモンドのガードル直径の平均値=2㎜
とすると
1.06÷2×100=53
よってこのダイヤモンドのテーブルサイズは
53%となります。
マルキヤ質店 G.I.A. G.G.(米国宝石学会公認鑑定士)蔡 彰訓