宝石の曲面から屈折率を測る
スポット法の「平均法」についてお伝えしたあと、
しばらくの間、ブログをお休みしていましたが、
何から再開しましょう?
ブログ始めた当初、結構反響が大きかった、
私の質屋さんでの体験談をまとめた、
「質屋さんとの結婚生活1~10」。
どこまで続けられるかわかりませんが
もう一度、「質屋さんとの結婚生活」の続きを
始めましょうか。
一緒に生活していると、
生まれも育ちも違うから
やはり驚くこともある。
結婚すれば大なり小なり
誰もが感じる、あたりまえ。
それが質屋さんだったらどうなる?
お寺から質屋さんに嫁いで11年が経過。
質屋さんはお寺から始まったとは言われるものの
質屋さんのお仕事、
私にとっては、まったく新しい経験の連続。
中学生を卒業したころから質屋さんだったという主人の母
義理の母が少女の頃、
女の子は勉強なんかする必要ない、
家の仕事を手伝いなさい、
が、普通な世の中。
義理の母の実家は質屋さんを営んでいて、
世の中の流れと同じように
中学を卒業して義務教育が終わると、
そのまま家業を手伝うようになり、
自然に質屋さんになっていたとのこと。
義理の母の年齢から考えると
70年以上もの間、質屋さんを続けてきたことになるわけだけれど、
ただ単に質屋さんをやっていただけではなく、
独身の時は実家の家族のために家事を
結婚されてからはご自身の家族のために家事を
延々とこなし続けてこられた・・・
そして、いまだに家業である質屋を切り盛りされ
裏では家族のために家事をこなす
凄いことに、そのがどれも中途半場ではないこと。
仕事を終わりまできちんとこなす緻密さと
いつ見ても輝いている台所に見られる几帳面さ
それでいて、私よりもずっとずっと
世の中で起こっている情報に精通している。
そんなに忙しいのに、
怒った姿なんで見たことない。
私には常に優しく接してくれる義理の母。
毎朝、お店を開ける作業を背中越しにみていると、
どこかおなじようにお寺を切り盛りする
優しい父に似ていて
あ、質屋にいる和尚さんだ!
と思わずにはいられない。
つづく・・・