2022年11月2日 17:52:07 更新
前回に引き続き、
ダイヤモンドを見るだけで
おおよそのテーブルサイズを見極める方法
The Ratio Methodをお伝えします。
上記の図のAの直線を1とした時、
Bの直線がその何倍になるかを
目測で判断してテーブルサイズを導きだすのが
The Ratio Methodであることをお伝えしました。
では、Bの直線の長さが変化すると、
テーブルサイズがどのように変化するか
見てみます。
上図は、前回お伝えした、
Aの直線を1、Bの直線を1とした時、
Aの直線は、Bの直線の1倍。
つまりAの直線とBの直線が同じ長さの時を
表しており、このテーブルの大きさは54%
となっています。
Aの直線の長さ=Bの直線の長さ=54%
では、Aの直線よりBの直線が長くなるとどうなるか?
上図は
Aの直線を1、Bの直線を1.25とした時を表しています。
つまり、
Bの直線が、Aの直線の1.25倍長い時
を表しており、
テーブルサイズを実測して割り出すと
60%になるため、
Aの直線の1.25倍がBの直線となるときは、
テーブルサイズは60%になると推定できます。
Aの直線の長さの1.25倍=Bの直線の長さ=60%
2つの図を並べてみました。
Bの直線の長さが
Aの直線の1.25倍となった時、
つまり、テーブルサイズが54%から60%に変化した時、
ダイヤモンドをフェイスアップにしたときの見え方が
どのように変化しているかお分かりいただけると思います。
つづく・・・
マルキヤ質店 G.I.A. G.G.(米国宝石学会公認鑑定士)蔡 彰訓